放送時期:2018.10-12 全12話
制作会社:MAPPA
原作:オリジナル作品
監督:境宗久
構成:村越繁
ストーリー:S
キャラクター:S
映像:A
音楽:A
総合評価:★★★★★
放送開始前は謎に包まれていた作品。『ゾンビランドサガ』の『サガ』の意味もわからなかったし、敢えて隠すということはただのゾンビものではないんだろうなぁという予感はあったものの、未知数過ぎて様子見のスタートとなりました。
1話・2話のインパクトが強く、掴みはバッチリ。『ゾンビ×アイドルもの?!』という謎っぷり、だけどまるでアイドルものっぽくない曲のジャンル・・新しい作品だなぁと感じました。
個人的には5話の『ドライブイン鳥&サガリンピック』回でこの作品は当たりだ!!と信じられるようになりました。
7話の純子さんの「耐えきれないのー!」と8話のまさお回を感動的に仕上げた当たりで評判がうなぎのぼり。終盤はやや期待度が高まり過ぎて、「見たいものとちょっと違ったかも・・・」という回もあったかもしれませんが、続編の期待が高まる終わり方となり、ちゃんと続編が作られれば申し分ない全12話だったと言えるのではないでしょうか!!
『ゾンビもの』『アイドルもの』というジャンルはそれなりにいくつも見てきたはずですが、どちらのジャンルとして考えてもこれまでで一番面白かった!!と胸を張って言える作品となりました。7話のライブシーンとかは既に何回も見返してしまいましたが、ちょっとしたシーンの1人1人の表情とかも楽しめるように作られていて、まだまだリピート視聴をして余韻に浸れそうです。
今後の展開に心から期待いたします!!
2話まで
放送が始まり、秋クールのダークホースとの声がかなり出ている作品。
2話を見て1話のインパクトだけの作品ではないことが分かり期待度UP!!1話はデスメタル、特撮系OP、2話ではラップ・・そうかと思えばEDは正統派アイドル系楽曲。ジャンルが多様な音楽作品としても楽しめる気配?!宮野真守さんが苦手じゃなければ楽しめるはず。
3話
3話は意外にも真っすぐなアイドルもの風でしたね!これはこれで良いけれど、このまま普通のアイドルものになると序盤で得たインパクトは薄れそうだけどどうでしょう。伝説の山田たえはcv.三石琴乃さんと判明!!この先覚醒(?)する時が来るのかな。
5話
「ドライブイン鳥」と「ガタリンピック」という佐賀推しの回。各キャラの個性がしっかりしてきて魅力が増していますね〜。三石琴乃さんの「コケコッコー」が上手すぎた・・
6話・7話
「昭和と平成のアイドル観の違い」というシリアス要素を入れてからの・・・7話が素晴らしい回でした。巽Pが締めるとこは締めるけどやっぱり締まらないのはcv.宮野真守の真骨頂だと思うし、ライブも既に何回も見返しちゃうくらい良く出来ていました。
雷をあんな演出に繋げるなんて・・・(驚)
純子役の声優さんの歌唱力にも驚きました。河瀬茉希さんという若手の声優さん・・普通にソロで一曲聴いてみたいくらいカッコイイ声をされています。今後に注目ですね〜。
8話
リリィちゃん回は衝撃のまさお。
伏線がしっかりと用意されていたということにも驚き。ゾンビものとして「死」を扱う中で、ストーリーへの落とし込みが絶妙というかなんというか。扱いを間違えると炎上してしまったり興ざめしたり・・。アイドル物でこのバランスを保ち切った作品ってなかなか無い気がします。最後まで是非この調子で・・!!ライブシーンの衣装は全員可愛かったですね。手描き作画もいい感じ。
9話
9話はサキ回。「!?」の多用には笑いました。昔の少年マガジンファンには懐かしい雰囲気のお話だったはず。ヤンキー漫画ってこんな感じだよね〜と深く考えずに楽しんだ方が良い回でしょうね。
10話
8・9話の流れからてっきり「ゆうぎりさん回」と期待していたら違った・・。ゆうぎりさんのお話に期待していた分肩透かしを食らっただけかもしれませんが、残り2話でどう締めるのか。全ての謎が解き明かされるという可能性は低くなったと思うけれど・・・楽しみでしょうがないっ!
11話
さくら復活なるか・・の溜め回でした。10・11話が最終回に生きるかどうか、注目ですね。
12話
10・11話の溜めが生きた素晴らしい最終回だったと思います!間違いなく続編に期待できるという状況を考えれば、ゆうぎりさんやたえ、「ゾンビランドサガプロジェクトそのもの」といった残された謎も楽しみに待てそうですね。最後の新曲2曲も満足、いつになるかはわからないけれど・・続きが早く見たい!!