ジャンル:時代劇
放送時期:2017.1-4(全13話)
原作:小説/池波正太郎
監督・キャラクターデザイン:宮繫之
制作会社:スタジオM2
OP「鬼平〜江戸を走る〜」
ED「そして・・生きなさい」/由紀さおり
(ストーリー)
脚本:A
構成:A
END:C
(キャラクター)
魅力:A
デザイン:B
声優:A
・映像:A
・音楽:A
・売上:E
総合評価:★★★★★
放送開始前はキャラクターデザインに関して一悶着あったようで、結果仕上がったものも「鬼平っぽくない、コレジャナイ」という意見もあったようです。
事前の注目度、期待度は個人的にもそれほど高くはありませんでしたが、見始めて数話、「時代劇アニメ・・アリじゃない??」という印象を持ちました。キャラクターデザインはほとんど気にならなかったですし、スタイリッシュな雰囲気、映像、音楽も十分楽しめました。時代劇ならではのしんみりとした余韻の残る1話完結型のお話が中心で、中盤のまさかのギャグ回(?)はツボでしたw
テレビの時代劇といえば通常は1時間の放送かと思いますが、アニメ版は時間としては半分。お話が駆け足になってしまうのではという心配もありましたが、分かりやすくテンポが良く感じたという意味で好印象。
作品自体の続編もそうですし、他の作品もアニメ化したらどうなるんだろう・・という興味は大きくなりました。
評判としてはあまり話題にはなっていないものの、何かしらの興味があって視聴した方からは概ね好印象という様子。1クールに1本こういった作品があってもいいよね!と今後にも期待したいところですが収益的なものは果たしてどうなるのか。陰ながら注目です!!
(各話レビュー)
1話・・・★★★★
2話・・・★★★★★
3話・・・★★★★
鬼平犯科帳のアニメ化。放送開始前はキャラクターデザインに少し否定的な意見も見られました。(実際制作側でも多少ドタバタがあった模様)
アニメとしての出来は未知数でしたが、いざ見始めると、しっかり時代劇をやっていて驚き!テレビの時代劇は1時間の作品が多いと思いますがアニメでは30分弱。尺の違いはそれほど違和感がなく、1話完結でスッキリと見られる作品になっているように感じます。
殺陣のシーンはなかなかの迫力。元の脚本は人気作品だけあって安定感もあり。
決してハッピーエンドではないしんみりとした余韻を残す引きも本作の魅力でしょうか。3話のサブタイトルが「暗剣白梅香」。か、かっけぇ!w
4話・・・★★★★★
密偵おまさ誕生!竹槍棒高跳び、キレッキレの殺陣、超作画のお魚料理と今回も見どころ満載でした。平蔵の奥さん出来たお方だ・・。綺麗な月を見上げて終わる余韻の良さ。これまでの回に比べて少しハッピーエンド感がありましたね。バラエティに富む今期の作品の中でも異色にして正統派鬼平!今後も楽しみです。
5話・・・★★★★★
うさ忠面白すぎるw!鬼平にこんなギャグ回が用意されていたとは・・・・!こういう方向性も確かに時代劇の魅力の一つかもしれません。時代劇アニメ・・アリだなと確信に変わる!!
6話・・・★★★★★
平蔵さんなにやってんの・・!wダークヒーローというかなんというか。それでもお話の締めは笑いも挟みつつしんみりと。いいですねぇ。
7話・・・★★★★
再び切ない話きたー。頭の良さを生かすチャンスが無かった悲しい少年・・。ラストの切なさはグッとくるものがありますねぇ。盗人の子を引き取ったというのは知らなかった・・!
8話・・・★★★★
平蔵、風邪に敗れ盗みに入られる!
盗まれた形見のキセルを偶然発見・・!凄い確率で見つかりましたねぇ・・と苦笑するもその後の展開は「らしい」と感じました。
9話・・・★★★★★
わかりやすく複雑なお家事情・・。若いころと今との重ね合わせ、同じセリフを時を超えて言わせる。そういった表現がうまい作品だなぁと思います。ベタだとは思うけれどこれでいい!w
10話・・★★★★★
時代劇版ブラック企業への復讐のお話!かなり重い話だけど金色の川の演出は印象的でした。
こんなお話を娘に聞かせる平蔵さん・・・w
11話・・★★★★
むかしの男はゲスく、いまの男はカッコよく。奥方美人!息子もっと頑張れw
と長谷川家がよくわかる回でした。こういうお話も時代劇っぽいですね。吉野家マジかよ(違
12話・・★★★★★
なんとも悲しい始まりからの鬼平らしさ溢れる結末。相変わらず「あきれた奴」な息子・・頑張れw
1話完結型で安定して面白いですね〜
13話・・★★★★★
最終回もしっかり鬼平でした。EDの歌詞に合わせたエンディングでしたね・・・
ただ最終回らしさは皆無!まだまだ続きが作れますね?!どの程度の反響があったのかが掴みにくいですが・・まだまだ見ていられそう。楽しみにしています!!