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ジャンル:学園・恋愛・青年漫画
放送時期:2016.7-9(全13話)
原作:漫画/夜宵草
監督:小坂知
構成:横手美智子・兵頭一歩
制作会社:トムス・エンタテイメント/だぶるいーぐる
(ストーリー)
脚本:C
構成:D
END:D
(キャラクター)
魅力:C
デザイン:D
声優:B
・映像:D
・音楽:D
・売上:E
総合評価:★★
「受験や就職につまづき続け、ニートとなった主人公が社会復帰の実験として高校生活をやり直す姿をコミカルに描く」
(Wikipediaより)
職場で流行。普段アニメを見ない人にも広がりました。(20代〜40代)
全13話を見終えての感想は、キャラクター自体はよかったけれど、かなり突っ込み所が多い作品だったという感じです。
2浪込みだけど大学院まで卒業した主人公が、とある事情で3か月で職場を離れ、その後フリーター化(27歳)という設定ですが、ニートではないですよね・・。この主人公が実験を受けて17歳(高校3年生)の1年間をやり直すわけですが、某コ○ンくんみたいに身体だけ17歳に戻って、某高校に「編入」する形です。イメージする「やり直し」とは少し違ったかな・・。
身体が17歳に戻っているのに運動面では27歳以上にガタがきている状態でしたし、設定ガバガバ・・?w
高校3年生のクラスメイト達との学園生活も、オトナな精神が生きての交流は面白かったですけど、高校3年生っぽい学園ドラマだったかというと微妙に感じました。
27歳、17歳という設定そのものがう〜んと感じてしまってリアリティが今ひとつと思ってしまったのは痛かったですね・・。
13話のなかでは1学期のみが描かれていて、肝心の「ReLIFE」の実験の成果が明らかになるのはまだまだこれから。最終話で気になる展開も出てきて、どう考えても「続きはコミックでどうぞ!」
人気が出ればアニメ2期も・・?とも思ったのですが、本作の大きな特徴である、ED曲が「主人公が学生時代のMDの曲」(イージュライダー・HOT LIMIT・Timing・HONEY…などなど)で毎話懐かしの曲が流れる中で、「1学期でその曲使うなんて、2学期以降をアニメでやる気無いな!」と感じてしまう曲がありとても残念でした。こういうことも出来るんだ〜と試みとしては面白かったんですけど、ちゃんと作ればもっと選曲はできていたはず。
作中のピアノの音もしっくりこなくて、これだけツッコミどころが多い作品もなかなか無いなぁと思いましたw
これまでに完走した「Re」・やり直す系に名作が多かったので、設定が甘い部分が目立ったのかもしれません。
総じてコミックのプロモーション的作品だったのかなぁという印象ですので、お話の結末までの興味がある方は素直にコミックを追いかけたほうがいいと思います。